ヒルズハブアイズ映画レビュー

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http://www.horrorxzombi.com/entry/2018/01/30/%E3%80%90%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%80%91%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%99

2006年。アメリカ。"THE HILLS HAVE EYES".
アレクサンドル・アジャ監督。
 この映画が、ウェス・クレイヴン監督の低予算のスカスカな超手抜きホラー映画、『サランドラ』 (1977年)のリメイクだと知って、なぜわざわざあんなトラッシュ映画を選んだのかが、疑問だった。
 もともとA・アジャ監督の前作、『ハイテンション』 に大して面白さを感じなかったこともあり、レンタル店に入荷したら見てみようかな、というくらいのつもりでいたら、
 このリメイク版の評判が意外にもよくて、ちょっと興味を持ち始めたところ、TSUTAYAが関係諸団体からの抗議を怖れでもしたのか、取り扱いを見送ったらしく、
 こうなったら買うしかないのか、しかし、なるべくならホラー映画のDVDは古いもの以外は買いたくはない。と悩んだ。

 もし、自分が『それでもボクはやってない』の加瀬亮演じる主人公のような冤罪事件に巻き込まれでもしたら、あるいは実際に何か犯罪を引き起こしてしまったとしたら、このDVDを所有していることが裁判に不利な条件として作用するような気もする。
 裁判員制度が導入された後なら、間違いなく死刑判決を受けるに違いない。
 テレビのワイドショーのレポーターは、したり顔で、「これが容疑者の自宅にあった『ヒルズ・ハブ・アイズ』です。私のようなヒューマニストで、常識を持った人間にはとうてい正視に耐えられない残酷なホラー映画で、人道的な見地からも許しがたく、5分と見ることが出来ませんでした。
 殺人鬼と化した容疑者は、この『ヒルズ・ハブ・アイズ』を夜な夜なこっそり鑑賞しては、ほくそ笑み、猟奇的な犯罪の計画を練っていたものと推測されます。」と視聴者に向かって語りかけることだろう。

 しかし、ありがたいことにGEOに置いてあるのを見つけて、レンタルできたので、冤罪事件を免れることが出来た。
 こうなったら、裁判員制度が導入される前に、なるべく早く、現在手もとにある『若松孝二初期傑作選』のDVDボックス(まだほとんど見ていない)と、『痴漢ドワーフ』などの猟奇的な犯罪映画のDVDは処分してしまったほうが身のためだろう、と思った。