サラリーマンバトルロワイヤルの映画感想

読者の方がすすめてくれていた映画を見ました。その名もサラリーマンバトルロワイヤル

【映画レビュー】サラリーマン・バトルロワイヤルあらすじとネタバレ - 縦の糸はホラー 横の糸はゾンビ 織り成す布はいつか誰かを暖めうるかもしれない

 

なるほどブログでも言及されていますが、日本のバトルロワイヤルと似ている作品です。

また、2013年の低予算デスゲーム映画『ヒューマン・レース』(ポール・ヒュー監督作品)と際立った「類似性」が見られます。

類似点を上げましょう。それぞれストーリーの根幹を占める要素です。

第一に、選ばれた「強制参加者」の総人数が共に「80名」であること。第二に、最初はゲームに協力させまいと、主要キャストの2人を核とした『良心派』が率先して ゲームを引き止めようとしますが結局は、(死の恐怖に負ける造反者が次々 出てきて)破たん……という前半の筋書き。第三に、『ルールに逆らうと、問答無用でアタマを爆破される』こと。そのときの爆発音と血しぶきが、両作とも「理不尽さを強く印象づけるための、持続的イベント」をなしています。

そして第4に、(これはネタバレになるので具体的には書けませんが)ただひとりの勝者を待ち受ける宿命、すなわち「最後のオチ」までがナンと!? 同部類。

言うなれば、『ヒューマン・レース』の描いていた「神がかった超常現象」的なモチーフを全部、「現実界で説明の付きそうな方法や背景」に置き換えてみたら『ベルコ・エクスペリメント』になりました^^;って感じでしょうかね。そのくらい、似ているということです。